• 内藤博久

ポスト・コロナ社会の訴訟パターンを研究する

最終更新: 2020年6月18日

Ogletree Deakinsの記事

「Employers Beware: COVID-19–Related Employment Lawsuits Are Heating Up」

https://ogletree.com/insights/employers-beware-covid-19-related-employment-lawsuits-are-heating-up/


訴訟大国であるアメリカでは、訴訟を100%避けることは残念ながら不可能です。だからこそ、訴訟になった場合にダメージを最小限に食い止める努力(予防法務)を、雇用主がすることが重要です。その中でも、有効な予防法務となるのが、訴えられる可能性のある「訴訟パターン」を知ることです。


本記事では、2020年3月から5月にかけて、COVID-19に関連し提訴された訴訟を、図表にまとめています。やはり、報復行為や不当解雇のケースがもっとも多いようです。訴訟パターンは、今後変化する可能性があるので、注意して傾向を追っていく必要があります。


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